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受診に関するご案内・お問い合わせ先は岡山大学病院ホームページをご参照ください。

Plastic & Reconstructive Surgery

Okayama University Graduate School of Medicine and Dentistry

岡山大学 形成再建外科学

診療内容

​Our Speciality

 岡山大学病院形成外科の特色は,マイクロサージャリー技術を用いた種々の再建術,リンパ浮腫の治療を行っている事です.また,国立病院としては唯一性同一性障害の性別適合手術を行っております.

 形成外科は体のあらゆる部分の手術を行います.そのため関連各科・各部門との協力は非常に重要です.現在までに,頭頸部再建センター,ジェンダーセンター,乳がん治療・再建センター,小児頭蓋顎顔面形成センター,口唇・口蓋裂総合治療センターの立ち上げに携わり,チーム医療の基礎的な体制を整えてきました.合同カンファレンスの開催等を通じて情報を共有し,治療方針について話し合いの場を設け,患者さんにとって最良の治療を提供できるよう努めています.

 

 

頭頸部再建

 頭頸部再建とは、舌や歯茎、のどなどのがんを切除することによって生じる「食事や会話の障害」や「見た目の変形」を組織移植によって修復する分野です。がんを切除する耳鼻咽喉科をはじめ、治療に関係する様々な職種と密接に連携してチーム医療を進めております。

 再建を必要とするような頭頸部がん手術の場合、手術後に食べる、話すなどの日常生活に不可欠な機能が一時的に低下します。この機能低下は手術後のリハビリテーションにより徐々に回復してまいりますが、手術前になるべく手術後の状態がイメージでき、円滑にリハビリテーションに移行できるように、具体的かつわかりやすい説明を行うようにしています。

 また、放射線治療後に生じた上あごや下あごの組織壊死など、再建術を行うことで日常の生活の質の改善が見込まれる方に対する手術も積極的に行なっております。

 詳細は以下のリンクを参照してください。

 岡山大学病院頭頸部がんセンター(OHNCC) 
​     http://www.okayama-u.ac.jp/user/ohnccpky/

 

性同一性障害(GID)

 岡山大学病院では、2000年から性同一性障害(GID)の手術過料を開始しておりますが、国内にはGIDに対して包括的なチーム医療を行える施設が少なく、治療には健康保険が使えないために、多くの患者様がタイなど海外で治療を受けられていることは皆様もご存知の通りです。そして帰国後に合併症を発症し、「ジェンダー難民」となってしまうことが社会問題化しています。このような状況を解決する最善策は、性別適合手術に対して保険が適応され、それを受けて治療を開始する医療施設が増えることです。

 当院では複数科にわたる診療検討を「ジェンダークリニック」として月1回行い、診断の確定や身体治療の適応判定を行なっています。また、関連する学会や当事者団体と連携して、関係省庁に働きかけを行なってきましたが、今後とも保険適応に向けて努力していくつもりです。

 性別適合手術に、これまで各種皮弁を用いた陰茎再建術、会陰・鼠径皮弁を用いた造腟術、腹腔鏡を併用した結腸造腟術など低侵襲かつ機能的に良好な手術法を導入してきました。

 今後は、患者様の社会適応を良好にする音声手術(声のピッチを上げる)や顔面の女性化手術を導入していく予定です。

 詳細は以下のリンクを参照してください。

 岡山大学ジェンダーセンター  http://www.okayama-u.ac.jp/user/genderc1/

 

リンパ浮腫

 リンパの流れが障害されて手足がむくむリンパ浮腫。一度発症すると完治することは難しく、放置すると徐々に悪化して皮膚が硬くなったり炎症を繰り返したりするようになります。

 当科では各種画像診断を含むリンパ浮腫の正確な診断を行なった上で、医師、医療リンパドレナージセラピスト、看護師、理学療法士、作業療法士による専門チームでリンパ浮腫に対する保存的治療と外科的治療を組み合わせた積極的な治療を行なっています。特に外科的治療においては2000年の開設当初より800件以上の症例経験があります。

 連携施設として光生病院リンパ浮腫治療センターを2008年に設立し、定期的に会議を開いて病院の枠を超えたチーム医療を行なっています。緩和期におけるケアも行なっております。

​ 詳しい治療方針について

 岡山大学病院 リンパ浮腫専門ケアチーム
             https://www.okayama-u.ac.jp/user/hospital/index214.html

​ 光生病院 リンパ浮腫治療センター 
​                                       http://www.kousei-hp.or.jp/lymphedema/

 

乳房再建

 2008年より岡山大学乳がん治療・再建センターを設立し、各科、各部署が一体となって患者さんの治療に当たっています。マイクロサージャリー技術を用いたDIEP皮弁などの自家組織移植や2013年より保険承認となったインプラントによる乳房再建の両方を行なっております。患者さん一人ひとりが最適な術式選択ができるよう術前の説明を尽くします。術後は患者さんのQOL(生活の質)を重視したケアを行なっており、再建術後の下着の相談やリンパ浮腫のケアに対応します。

 詳細は、以下のリンクを参照してください。

 岡山大学病院 乳がん治療・再建センター https://www.bctr.co

 

小児先天性疾患

 当科では、大学病院という利点を活かし、口唇裂・口蓋裂総合治療センターおよび小児頭蓋顔面形成センターのコアメンバーとして、関連各科と密に連携を取りながらチーム医療を行なっております。

 対象疾患は、最も発生頻度の高い外表面の先天疾患である口唇裂・口蓋裂はもちろん、頭蓋骨早期湯合症などの頭蓋変形疾患、さらにアペール症候群、クルーゾン症候群などの非常にまれな症候性頭蓋顔面疾患に至ります。また、小耳症、先天性眼瞼下垂症などの治療にも力を入れております。

 扱う疾患の例

 以下のリンクもご参照ください。

 岡山大学病院 口唇裂・口蓋裂総合治療センター
​          http://www.okayama-u.ac.jp/user/ohaclcpc/

​ 岡山大学病院 小児頭蓋顔面形成センター

                              https://www.okayama-u.ac.jp/user/hospital/index191.html

 

血管腫・血管奇形

血管腫・血管奇形の多くは、疼痛や出血、機能障害、外見の改善が必要となる際に治療を検討します。存在部位によっては手術による全摘出が困難な症例もあり、体系的な治療が必要となります。

 当院においては、形成外科と放射線科が主体となり、小児外科、心臓血管外科、耳鼻科、小児科、脳外科など多数の専門家が協力して治療を行なっています。具体的には、乳児血管腫に対するβブロッカーを用いた内服治療や、動静脈奇形に対する塞栓術・手術療法、静脈奇形に対する硬化療法・手術療法、リンパ管奇形に対する硬化療法・手術療法などを行なっています。

 また、Sturge-Weber症候群やKlippel-Trenauney症候群をはじめとする症候性疾患に対する治療も行なっており、最先端治療として静脈奇形に対する凍結療法にも取り組んでいます。

 患者様に最も適切な治療を提供するため、関連かで構成される定期カンファレンスを開催しています。

 以下のリンクもご参照ください。

 岡山大学放射線科 http://www.ok-radiology.jp

 血管腫・血管奇形・リンパ管奇形診療ガイドライン 

          https://www.marianna-u.ac.jp/va/guidline.html

 

その他,顔面神経麻痺,四肢や体幹の再建,顔面骨骨折,眼瞼下垂手術,熱傷の治療,瘢痕形成術,ケロイド治療など,形成外科領域の疾患を幅広く手がけております.