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後期研修プログラム

Edited Image 2015-7-15-18:10:34

後期研修以降、形成外科専門医取得まで

  形成外科専門医試験を受験するためには,2年間の初期研修終了後,4年間形成外科学会の認める教育関連施設で研修を行い,幅広い分野の症例を経験する必要があります.

 通常当医局では,初期研修終了後の1〜2年目は大学以外の教育関連施設で形成外科の基本手技を習得し,3年目以降に大学病院でより専門性の高い手術に携わる事になります.4年間で形成外科専門医試験受験資格を得ることができます.

大学病院におけるスペシャリスト育成について

 岡山大学病院の特徴の一つは,再建手術,リンパ管静脈吻合などのマイクロサージャリーを用いた手術を数多く行っていることです.マイクロサージャリーのトレーニングプログラム(MTP)を修了すれば,遊離皮弁の挙上から血管吻合までを任されるようになります.当院では, 専門医取得前の比較的早い段階からマイクロサージャリーの経験を積む事が可能です.

 大学病院のスタッフは頭頸部再建,性同一性障害,リンパ浮腫,乳房再建などのグループに分かれており,それぞれの分野において専門的な手術手技や知識,他科との連携,術前術後のマネージメントを勉強することができます.専門医取得までは可能なかぎりすべてのグループを巡り,幅広く経験を積む事を推奨しています.専門医取得後は,それぞれの希望するグループにおいて,更なるスキルアップを目指します.

​博士号取得を目指して

  希望者は大学院(岡山大学医歯薬学総合研究科)へ進学することができます.

  当科は‘機能再生・再建学講座’であり,形成外科領域の基礎研究および臨床研究を行っております(Researchページ参照).また他講座において学位を取得する事も可能です.

  大学院における研究は,新たなEBMに基づく治療法の確立や医学の発展の為に重要な事は言うまでもありません.研究者自身にとっても,日常臨床を新たな観点で見つめ直すこと,より深く探求する方法論を身につける事は非常に有益です.

形成外科後期研修

"当医局の研修の特徴としては, マイクロサージャリーの技術を用いた再建が多く, MTPというトレーニングプログラムをクリアした医師であれば, 卒後年数を問わず上級医の指導の元行うことが出来るため, 非常に豊富な症例と経験を積むことが可能です.

医局の雰囲気は, 私を含め岡山大学以外の出身の先生が半分以上を占めており, 他大学から入局を希望される方でも非常に入局しやすいアットホームな環境になっていると思います."

​2014年 後期研修を行った医師から

キャリアパスの実例

川崎病院(2年間)

      初期研修

  ↓

岡山済生会総合病院(1年間)

     一般形成,レーザー

  ↓

岡山大学病院(1年間)

      再建全般

  ↓  

宮本形成外科(2年間)

    美容外科,小児先天性疾患,

    クラニオフェイシャルサージャリー

  ↓

岡山大学病院(2年間)

     乳房再建

  ↓     形成外科専門医取得

国立成育医療センター(2年間)

     小児先天性疾患

  ↓

岡山大学大学院博士課程

     基礎研究

岡山大学病院

     小児先天性疾患,乳房再建,

     再建全般

広島市民病院(2年間)

      初期研修

  ↓

岡山大学病院(1年間)

     再建全般

  ↓

国立がんセンター(3年間)

    悪性腫瘍切除後の再建

    (特に頭頸部再建)

  ↓

岡山大学病院(2年間)

     再建全般

  ↓    形成外科専門医取得

岡山大学病院(2年間)

     乳房再建

  ↓

国立成育医療センター(2年間)

     小児先天性疾患

  ↓

呉医療センター・中四国がんセンター

     一般形成,再建全般

  ↓  

岡山大学大学院博士課程

     基礎研究

倉敷中央病院(2年間)

      初期研修

  ↓

岡山大学病院(2年間)

     再建全般

  ↓

岡山済生会病院(2年間)

    一般形成,レーザー

            形成外科専門医取得

  ↓

岡山大学大学院博士課程(4年間)

     基礎研究

     博士号取得

   

岡山大学病院(2年間)

     再建全般

  ↓

岡山済生会総合病院

     一般形成,レーザー,

     創傷治癒

 

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