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これまでの​当科の研究

岡山大学医歯薬学総合研究科 機能再生・再建外科学講座では,岡山から全国へ,そして世界へ発信するべく,以下のような臨床研究,基礎研究を行っております.

 

ラット胸管から採取したリンパ管内皮細胞の免疫染色写真_edited.jpg
リンパ管に関する基礎研究

リンパ浮腫はリンパ輸送機能障害に起因する浮腫ですが,その詳細な病態は未だに解明されていません。また,リンパ管の基礎研究は血管に比べるとまだまだ遅れています.

当科では培養細胞や実験動物を用いて,リンパ浮腫の病態解明やリンパ管新生・再生についての基礎研究を行っています.

自己集合性ペプチドハイドロゲル.jpg
自己集合性ペプチドハイドロゲルに関する研究

岡山大学と株式会社メニコンが共同開発した,動物由来成分を含まない100%化学合成の自己集合性ペプチドハイドロゲル(PanaceaGel®)を用いた様々な実験を行っています.

 

上図)PanaceaGel®をscaffoldとしたマウス筋芽細胞(C2C12)3次元培養画像

メカニカルストレス.jpg
メカニカルストレスが生体組織に与える影響に関する研究

我々の体を構成している組織は,絶えず様々な機械的刺激(メカニカルストレス)にさらされています.このメカニカルストレスが,皮膚や筋肉などに対してどのような影響を及ぼしているのかについての研究を行っています.

上図)伸展刺激を加えた3次元全層培養皮膚の免疫染色画像
(赤: Collagen Type-IV)

頭頸部PETイメージ縮小.jpg

頭頸部癌広範切除後の形態と機能の再建法に関する研究

頭頸部癌の広範切除後には、皮膚・脂肪・筋・骨など様々な自家組織を移植し、失われた形態と機能を再建します。再建方法や術後に形成される形態は、摂食・嚥下、発声などの機能に大きく関わるため、より良い機能回復を目指した再建法の検討を進めています。具体的には、「中咽頭再建術後の形態と機能に関する研究」について研究しています。さらに、将来的に自家組織移植に代わる新たな再建材料として、scaffoldを用いない筋・軟骨などの培養移植組織の開発にも取り組んでいます。

ICGリンパ浮腫.png

リンパ浮腫に関する臨床研究

リンパ浮腫の診断・病期分類に欠かせないICGリンパ管造影検査の、より効率的な検査方法を検討したり、ICGリンパ管造影検査を用いて、悪性腫瘍に伴うリンパ節郭清後に、まだ浮腫を発症していない時期から、リンパの流れがどのように変化しているのかを調べる研究等を行っています。

ストレッチヨガのポーズ

乳房再建に関する臨床研究

乳房再建においては,手術の結果をどのように評価するか,評価法を確立する事が課題となっています.

岡山大学形成外科では,Bodyline ScannerやBreast Roogleを用いた3次元計測,Mamma Balanceを用いた乳輪乳頭位置計測などを行っています.

乳房再建術後の下着の検討(株式会社ワコールとの共同研究),BREAST-Q日本語版の開発等,患者さんのQOL向上に繋がる研究も行っています.

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ovary.jpg

性同一性障害に関する基礎研究

 性同一性障害の外科治療の目的は,体表面を本来の性の形態に回復し,患者のQOLを改善することです.そのために陰茎形成術,造膣術,尿道延長術,乳腺摘出術を行ってきました.

一方で,生殖臓器は摘出されるため,生殖能力を失ってしまいます.我々は失われた生殖機能の再獲得を目的に,動物モデルを用いた生殖臓器移植実験に取り組んでいます.

ペトリ皿の液体

人工材料を用いた筋肉再生に関する研究

外傷や腫瘍切除などによって筋肉が大きく欠損すると、自然な筋再生だけでは十分な機能回復が得られないことがあります。
当科では、筋線維の方向性を制御できるscaffold(足場材料)を用いた筋組織再生について研究しています。筋肉は一定方向に配列した筋線維が収縮することで力を生み出すため、単に筋組織を再生させるだけでなく、その配向や収縮方向を制御することが重要です。
三次元的に設計したscaffoldを用いて筋細胞の配列を誘導し、血管や神経を含めた組織再生を促すことで、機能を有する筋組織の再建を目指しています。将来的には、四肢や体幹の筋欠損だけでなく、複雑な方向への筋収縮を必要とする顔面の再建などへの応用を目指しています。

黒蝶背景透過GIF.gif

Plastic & Reconstructive Surgery

Okayama University Graduate School of Medicine and Dentistry

岡山大学 形成再建外科学

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